Q.親の介護でオムツを拒否されてしまいます。

ご相談内容

オムツを拒否する母に困っています
母の部屋はおしっこの臭いでいっぱいでもううんざりです。

小池美喜子からのお返事

ご相談ありがとうございます。
拒否できるのだからきっとリハビリパンツのことですね。

なんだかいつもと違うパンツに戸惑われていらっしゃることと思います。

リハパンをもったいないと洗ってエライことになったり、
またタンスの中にしまい込んでみたり・・・

アロマヘルパーがいたなら一緒に笑い飛ばしたり
考えてくれたりするのですけども
家族にとっては大問題。

どうしたらいいか
呼び方を変えてみてはいかがでしょうか?

私も「オムツ」とは呼びません。
寝たきりになったときの排泄介助であっても

「パンツを変えてさっぱりしましょうね」

そんなふうに呼びかけます。

紙パンツを嫌がって困るというご家族にはこんなことを話しますよ。

「母さん最新のパンツが発売されたよ。素敵なんだ、私も履いてるんだよ」そうお母さんに自慢してみてください。

なんならご自身が履いてるところを見せてあげてください。

片麻痺になったおじいさんからこんな話を聞いたことがあります。

「良いパンツが手に入ったんだ。このパンツはいくらションベンしても漏れないからもう便所にいかなくて良いんだぜ」

とっても得意そうでした。

スタッフみんなで仰天して、
「いくら良いパンツでもトイレに行っておしっこするんだよ」
そう遠くなった耳元で怒鳴るように何度も行って聞かせました。

あのときのあのおじいさんの笑顔はいまでも私の心の中の宝物です。

『変化についていけない』
それは高齢者の皆さまの心情は当たり前の事。

一方で「人生初チャレンジです」

そう口にされる100歳近い方たちの姿も見て来ました。

人生初の紙パンツ

物心ついてから人生初の

他人にケツを拭いてもらう

風呂に入れてもらう

アロマテラピーを受ける

そして、人生初の要介護。

人生初のデイサービス。

昨日お会いしたお父様がこう聞かせてくれた。

「僕はね、デイサービスに行っていてね」

そんなところへ行けるかと恐れていたのに家族が履きやすい靴や脱ぎ着しやすい服を用意してくれて出迎えられたデイサービスは人生初の上等の遠足だった事が伺えました。

「デイサービスに行って来た」というその言の温度から沢山の幸せをくださる介護スタッフの皆さんの姿が見えるようでした。

愛をありがとう沢山のヘルプマンたち。